
●再会
ニューヨークからチリまでは
途中、ペルーのリマを経由する
約12時間の長旅。
信じられないくらい寒かったNYから
真夏のサンティアゴへ到着。
日本の真裏にやってきました。
時差も日本とはちょうど12時間。
日差しはきついけどカラっとしていて過ごしやすい。
南米の人々が陽気である理由がよくわかります。
とにかく環境そのものが開放感に溢れている。
空港ではクシ・インスティテュートでの友人、バーバラが出迎えてくれる。
彼女はお兄さんと共にKIに滞在し
キッチンで働きながらレベルも受講していました。
僕らとはレベルIIIを共に受講した仲間。
今回はその彼女のパートナー、ペドロの家に泊まらせてもらっています。
市内にある高層マンション。
広い窓からはサンティアゴの街が一望できる。
彼らは2人でマクロビオティックを教えているので
着いた初日から家でマクロビオティックランチを
ごちそうになる。
いきなり玄米が食べられるのは幸せ。
南米なのでもちろん北米でのマクロビオティック生活では
めったに食べないアボカドもおいしくいただく。
●チリのマクロビオティック事情その1
チリではマクロビオティックを教えている人は
彼ら以外にはまだいないようです。
よって広まってもいないし
食材の入手も簡単ではありません。
ベジタリアンの人は多少いるし
韓国人街や中国人街にいけば、
普通の醤油や味噌は手に入るとのこと。
でも、良質の海塩を使った味噌や醤油、
テンペ、梅干、豆腐、もち、などは入手困難だそうです。
お土産で持ってきた海苔や玄米もちをとても喜んでくれる。
夕方からはさっそく市内観光。
夕方とは言っても日が落ちるのは9時前なので
4時の出発でも十分堪能できる。
街が一望できる観光名所の丘(山)にリフトで上がる。
どうやらその丘の頂上の教会(モニュメント)の記念日らしく
人で溢れていました。
ちょっと驚いたのが肥満の人があまりに多いこと。
南米でも肥満が社会問題化していることは知っていたのですが
それにしても多い。
誇張ではなく、その丘で見た人々では
30歳以上の大人の90%以上が肥満でした。
アイス片手に歩いている子供たちもお腹がぽっこり出ています。
アメリカよりもずっと肥満の人が多い。
僕たちの友人いわく、20年前はこうではなかったとのこと。
トモコさんが聞いた話でも
暑いのでひとり一日3個くらいアイスを食べたりするし
やはり街に溢れているスナックや普段の食生活が
完全に乱れている様子。
20年前からこうなったことを考えると
さらに20年後は彼らが高齢化して
様々な健康問題が起きてくることが容易に想像できます。
医療費だけで国が破綻するのではないかと心配になってしまう。
そういう意味でも、友人たちには
頑張ってマクロビオティックを広めてもらいたいし
改めて食生活の重要性を認識します。
夜は4人でベジタリアンレストランへ。
ビーガン仕様でチーズやサワークリームを抜いてもらった
ブリトーを注文。かなりの美味。
明日以降のここでの生活も大いに楽しめそうです。
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【シナジープラス
マクロビオティックブログ】
――米国 Kushi Institute 留学体験記――
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